「ワインファン」の前身メディア「今晩わいん」でも好評だったワインショップのご紹介。
当メディア厳選のキラリと光るワインショップを引き続きご紹介していきます!
今回お邪魔したのは、南アフリカワインの専門店、東京・日本橋にあるリカーショップ「アフリカー」さん。

アフリカー(東京・日本橋)
東海道の起点である「日本橋」は江戸時代もっとも賑わう場所として発展してきたそうです。 現在も東京の中心として、東京駅にも近いこの界隈は多くの人が行き交い活気にあふれています。
日本橋は東京駅以外にも複数路線からアクセスがよく、アフリカーさんは最寄りが水天宮前駅、人形町駅からも歩いて行ける場所にあります。
もともとは、インターネットのみで販売を開始し、その後、実店舗を(東京北部の)足立区でオープンしました。
南アフリカワインの専門店がめずらしいということもあり、出張で東京に来た方や南アフリカワイン好きのお客さまが全国から足を運んでくれていたそうですが、都心から離れていたこともあり、お客さまがアクセスしやすい場所を求めて、現在の日本橋に2020年6月に移転してきました。
南アフリカワインだけで約400種類を取り扱っている充実した品揃えに加え、店内には有料で試飲ができるワインサーバーが設置してあり、常時6種類のワインをお試しできます。
試飲できるワインは1週間くらいで入れ替わるそうですので、行くたびに新しいワインに出合える可能性もありますね!

アフリカーさんはインターネットでの販売も行っていますが、実店舗ならではのお楽しみが月1回のペースで開催されるイベント。
今年は4月に試飲会、5月はセミナーと試飲会、6月はブラインドティスティングコンテストを行ってきたそうで、来月(7月)にはチーズとワインのセミナーが予定されています!
スタッフには、チーズプロフェッショナルの資格をお持ちのソムリエさんがいらっしゃるとのことで、ワインとチーズ好きには興味をそそられる企画ですよね。
それでは、ここで店長・小泉さんおすすめのワインを4つご紹介します!
ザ・フレッジ クリップスプリンガー シュナンブラン

テーブルマウンテンや喜望峰などを擁し、南アフリカきっての人気観光地、西ケープ州。その最大地区がスワートランドです。ワイン産業も盛んで、近年ではシュナン・ブランやシラーが代表品種となっています。
スワートランド産のシュナン・ブラン100%から造られたこのワインは、半分を樽で、もう半分はステンレスタンクで熟成させた、コクとフルーティーさのバランスがとれた1本。
フレッシュさもあるので飲みやすく、リーズナブルな価格で、いつでも気軽に開けられるカジュアルなワインです。
- ワイン名:Klipspiringer Chenin Blanc
- 生産者:The Fledge & Company
- 生産年:2018
- アルコール度数:13.0%
- ブドウ品種:シュナン・ブラン

ザ・フレッジ ヴィオニエ (ならずもののきゅうさい)

先ほどご紹介したワイン「クリップスプリンガー シュナンブラン」と同じ生産者で、アフリカーさん直輸入ワインです。
生産者のザ・フレッジは自社畑は持たず、ケープ州内に点在する手摘みで収穫された良質なブドウを買い取りワインを生産しています。
醸造は品種やヴィンテージの特徴を表現できるよう心掛けているそうです。
「ならずもののきゅうさい」とは日の目をみない畑に植えられていたブドウを救済するという意味だそう。 生産者が日本文化が好きということで、日本語で書かれたラベルは思わず見入ってしまいますよね。
冷涼な産地、エルギンのヴィオニエを使用したエレガントな白ワインです。
- ワイン名:Viognier
- 生産者:The Fledge & Company
- 生産年:2020
- アルコール度数:13.8%
- ブドウ品種:ヴィオニエ

カノンコップ カデット ピノタージュ

南アフリカワインの最も有名な産地ステレンボッシュ。 多様なテロワールがあり、実は7つのサブリージョンも指定されています。
国を代表する著名なワイナリーが軒を連ねるなかに、ピノタージュの名手カノンコップも居を構えています。
ピノタージュは1925年に開発された南アフリカ原産のブドウ品種。 1980年代くらいまではどちらかというと評判の悪い品種だったそうですが、カノンコップのワインが「インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション」でトロフィーを獲得するなどして、ピノタージュの実力を世界に知らしめてきました。
ピノタージュはピノ・ノワールとサンソーの掛け合わせから誕生した品種なので、「カデット ピノタージュ」も少なからずピノ・ノワールのような赤系果実のニュアンスも持ち合わせていますが、全体的には樽が効いたしっかりとした味わいになっています。
ピノタージュの地位を向上させたカノンコップのエントリークラスであるこのワインは品種のお手本のような味わいで、ピノタージュをこれから知っていきたい人にもおすすめできるコストパフォーマンスの高い1本です。
- ワイン名:Kadette Pinotage
- 生産者:Kanonkop
- 生産年:2019
- アルコール度数:14.5%
- ブドウ品種:ピノタージュ

グレネリー エステート リザーブ レッド

フランス・ボルドーの名門ワイナリー、「シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド」の元オーナー、ランクザン夫人が2003年から投資を開始したワイナリーがグレネリーです。
「ポイヤックの貴婦人」と讃えられる名門ワイナリーの名声を築いたランクザン夫人はこの地域のワインに高いポテンシャルを感じ、のちに南アフリカでのワイン造りに専念します。
醸造設備から醸造チームの面々に至るまでしっかりとしたこだわりを持ち、ほのかにフランスらしさも感じられるクラシックなスタイルのワインを生産しています。
「エステート リザーブ」はグレネリーのワインの特徴を表した商品で、昔ながらのクラシックなボルドーブレンド。
熟してからリリースされるため、この2015年が最新ヴィンテージ(2022年6月現在)。 しっかりとしたフルボディの造りのなかに、熟成したなめらかさ、はなやかさを持つアロマティックでリッチなお買い得感のあるワインです!
- ワイン名:Estate Reserve Red
- 生産者:Glenelly
- 生産年:2015
- アルコール度数:14.5%
- ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニョン47%、メルロ23%、シラー15%、カベルネ・フラン11%、プティ・ヴェルド4%

取材後記 ~おすすめワインを飲みながら~

最初にご紹介した、アフリカーさん直輸入ワイン「クリップスプリンガー シュナンブラン 2018」を飲んでみました。
みずみずしい柑橘系の香りから少し甘やかな黄桃、花の香りなどがあわさった複雑ではなやかなアロマが心地いい、適度なボリューム感とコクのあるワインでした。
店長の小泉さんは南アフリカワインへの愛があふれている人で、南アフリカワインの味わいに懐疑的な人や、もっとワインの世界を広げたい人に「偏見を持たずにまずは飲んでみてほしい」といいます。
リピーターの方も多く、取り扱っているワインのラインナップには自信を持っていますので、ぜひお店に行って、おすすめのワインを聞いてみてくださいね。
遠方の人は、オンラインショップでもお買い物ができます。 サイトには「南アフリカワインの魅力」や「ワインの選び方」など小泉さんの熱い思いが伝わってくるコンテンツも多くあり、読んでみるだけでも楽しいですよ。
■ 小泉さんのプライベートワイン スペシャルインタビューはこちら

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